千歳町は亀岡市の東北部に位置し、JR亀岡駅から自動車で約10分(約5km)の距離にあります。
南北約4km、東西約3kmの広さで、東側には、南から北へ、標高600mを超える牛松山と、七谷川をはさんで千年山(三郎ケ岳)がそびえ立ち、その麓を通る府道亀岡園部線沿いに、毘沙門区から国分区・江島里区・中区・北谷区・出雲区・出雲台区・小口区まで8つの集落が、点在しています。
集落の西側には、棚田を経て、亀岡でも有数の穀倉地帯である広大な田園が広がっており、亀岡盆地を眼下に一望することができます。千歳町は今もなお、広漠たる丹の郷を展望できる亀岡の“まほろば“と呼ばれています。
人は郷をつくり、文化は、伝統と風俗を生みます。町は、今日まで「ふるさと」を愛し育てる人々により歴史を重ねてきました。
都市化が進み歴史や伝統、文化、自然が失われようとしているなか、先人たちから引き継がれてきた、亀岡でも有数の人情味のあふれた風光明媚で、歴史と伝統のある安全・安心の町「千歳町」として、これからも発展させたいと考えています。
春ともなれば、山々には「山桜」が、七谷川一帯には並木の桜が所狭しと咲き誇り、亀岡随一の桜の名所となっています。
また、6月には、谷間をぬって流れ出す小川の周辺の圃場を飛び交う「ホタル」の姿は幻想的でもあります。
夏には、七谷川畔のキャンプ場で、「河鹿」の鳴き声を聞きながら、涼をとることもできます。
秋には、山々の木々が燃えるように紅葉しますが、特に山もみじの紅葉は、まばゆいほどの鮮やかさです。
一方、田圃を見渡すと、西日に照らされた黄金の稲穂と、その中に列をなして咲く「彼岸花」とのコントラストは、まさに一大パノラマであります。
さらに古い歴史を持つ当町には、神社仏閣や史跡も多く、山すそを縫うように各区に点在する丹波七福神(約5Km)や、少し欲張って、いにしえの古山陰道を通って、丹波国分寺・国分尼寺跡、愛宕神社、出雲大神宮、車塚古墳などを訪れることも、一日で可能です。自然を壊すことなく、日本の原風景である素朴な姿を今も残している安全・安心の町「亀岡市千歳町」へ、ぜひ一度お越しください。